宿曜占星術皆さん、宿曜占星術っていう占いを聞いたことありますか?その発祥は紀元前のインドにまでさかのぼります。正確な時期は定かではありませんが、約3000年ほど前に、知恵の菩薩として知られる文殊菩薩が28宿を基に暦を作り「宿曜経」に表したとされています。「宿曜経」はその後、インド密教占星術に取り込まれていきます。仏教を学びに中国からインドに渡った「不空三蔵」という僧が中国に持ち帰り、弟子に書物としてまとめさせた経典の題名が「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」と名づけられ、中国宿曜道として発展しました。戦国時代には、織田信長が戦いに備えて使用していたとも言われています。あまりの的中率に、江戸幕府を開いた徳川家康が宿曜占星術を封印してしまったのです。明治以降、宿曜占星術は見直されて注目を集めつつあります。2017.07.19 00:12